フランス・パリを舞台にしたさもえど太郎先生による漫画”Artiste”について綴ります。
ココが好き!シリーズ今回は、物語に彩りを添える言葉なき友人・ネコたちが実に愛しい!について。
クロックムッシュとクロックマダムは、フランスのカフェで定番のトーストです。
そして、その名称で呼ばれる彼らは疑いようもなくアルティストのマスコットキャラクターです。
登場人物たちも時にはデフォルメされて愛くるしいタッチで描かれていたりするのですが、本編では一貫してゆるーく描写されているネコ。
特にムッシュの超シンプルなご尊顔には、はじめ違和感を覚えるほどだったのですが…。
それが不思議ですね、段々とアルティストに染まっていくと、この次元の違いが癖になり、太めの線で描かれた彼らのシンプルな輪郭に無限の宇宙とふわふわを感じることができるようになるのです。
彼らのおかげで、犬派の私もネコいいかも…って浮ついてしまったし、
すこし豪華なトーストを家で調理する機会が増えてしまった!なんてこった。
ホワイトソース、もといベシャメルソースも得意になりました。やったね!
簡単な他己紹介はこちら。
・白い方
好奇心旺盛で人懐こい子。ジルと恋人のような近さで生活していますが、他の住民たちのところへも頻繁に遊びに行っている様子。きっと一番好きなのはカトリーヌの髪の毛。
推しエピソード:Episode32
・黒い方
まだまだ謎の多い、気難しいらしい子。登場回数は少なく、だからこそ登場した時の特別感がたまりません。表情はよく見えないのですが、それも可愛さに拍車をかけている確信犯。キティちゃんの口現象ってやつです。
推しエピソード:Episode57-58
二匹とも言葉を発したりはしませんが、寄り添って慰めてくれたり背中を押してくれるような存在です。ペットというより友人だよなぁと思っています。
フランスでは動物を飼うのが日本よりも一般的なようなので、彼らとの距離の近さもパリならではかもしれません。
主人公ジルベールもネコたちを可愛がっていて、人間相手にはできないような会話もネコたちには伝えられるみたい?でほっこりします。
周囲の景色と圧倒的に作画レベルの違う、けれども奥深いネコちゃんたちに会いに行ってみてください。
芸術が心を豊かにするものであるならば、ネコも芸術家ってこと!
”ネコほど完璧な動物はいないよ
人間よりもずっといい” カトリーヌ
ありがとう、アルティスト
ありがとう、さもえど太郎先生
今回はここまでです、またね。